column of 14.3.5
あなたは、「どんな仕事をしていますか?」と聞かれた時、どんなふうに答えますか?
「介護の仕事をしています」「社会福祉法人に勤めています」「老人ホームです」
そう答える時、どんなことが心をよぎりますか?
また、それを聞いた相手は、どんなふうに反応しますか?
そして、それはあなたにとってどんな感じを与えるものでしょうか?
介護の仕事をしていることを伝えた時に、「立派なお仕事ですね」と言われた経験が、少なからず皆さんにもあることでしょう。
私は、いつもそれに違和感を覚えてきました。
なぜなら、そのニュアンスには、どこにも「憧れ」や「希望」のような響きを感じないからです。
私の願いは、いつかこの千種会グループの仕事を、「憧れの仕事」の一つにすることです。
若い人たちが、未来を夢見て将来に希望を持ち、自分自身を磨いてキラキラと輝くことが出来る仕事にすることです。
だからこそ、ハードに関しては決して妥協のないものに仕上げているつもりです。
ですが、最終的にはやはり人なのです。
あなたたちが、この仕事を通じてどんな人間になりたいのか、どんなふうに生きていきたいのか、この仕事が「生活」や「人生」というものに直結しているからこそ、自分自身の生きる姿勢も問われます。良いものを提供しようと思えば、自分も良いものを知らなければいけない。質の高いものや、文化や教養の高さも求められます。当然のことながら、専門性の追求も必須であり、勉強して自分の知識を磨き続けなければ、本来は、この仕事の本当の魅力に近づけないのです。
どんなことでも、とことん追求できればそれは良い意味で世間に認知され、明るい響きを持つものとなります。