CEOのコラム

CEOのコラム

千種会グループCEOの岸本敦が、一流の仕事をするために大切な事や心がまえを、随時、時事や想いを交えて書き綴ります。

「高い」には訳がある

column of 14.8.4

値段は、そのものの価値を示す最も端的な情報ではないでしょうか?

人は何かを購買する時、その「モノ」または「コト」に対して、「このくらいの金額が妥当だろう」という基準を持っています。いわゆる世間相場のようなものです。

ですが、もしもその認識を大きく超えた金額の商品に出会った時、人は単純にそれを避けるだけでしょうか?むしろ私は、堂々とその値段を付けた訳を知りたいと思うのです。

当然、同じような中身であれば、少しでも安いモノを選ぼうとします。

ですが、例え高額であっても、値段相当もしくは値段以上の価値があると感じれば、自分の経済が許す範囲で、より良いものを購入しようとするのではないでしょうか。

高額商品の一つに着物があります。一反が何百万もするものになると、なかなか簡単に手が出ません。

それでも、その一反が出来上がる工程を知れば、買えないまでも、そのお値段には納得できるはずです。

特に高額なものほど、お客様は厳しい目で、その価値を判断しようとされます。

その時、お値段以上の「ホンモノ」の価値を持っていれば、お客様はリーズナブルと感じて下さることでしょう。