CEOのコラム

CEOのコラム

千種会グループCEOの岸本敦が、一流の仕事をするために大切な事や心がまえを、随時、時事や想いを交えて書き綴ります。

『認知症予防』を考える

column of 13.2.4

日本は、世界に類をみないスピードで、超高齢社会の階段を駆け上っています。私たちが携わっている「高齢者介護」は、そんな日本にあって最前線の仕事ともいえます。
正直なところ「年をとる」ことには、体の自由や行動の自由がきかなくなるといった極めてネガティブなイメージがあります。
しかし年齢を重ねるということは、本来、人として成熟していく大切な過程です。高齢期は、次世代に席を譲って第一線を退いた後、これまでの人との出会いや様々な経験を重ねて確立した、考え方や生き方を集大成させ、次代に引き継いでいく時期なのです。
ですが、そのような高齢期を迎えるためには、何より「健康」であることが大切です。体の健康はもちろんですが、中でも、近年とみに叫ばれている「認知症にならないこと」は重要です。
「認知症」は予防できる病気です。そして、たとえ発症したとしても治療によって進行を最小限にとどめることもできます。
これからの日本において、認知症予防の問題は、ますます重要になっていきます。そして、この問題を担うのは、この私たちなのです。

この度、東灘区にオープンした『脳トレ・デイ』は、認知症予防を目的とした施設です。このデイでは麻雀をメインプログラムとして取り入れています。プレイしている間は、とにかく頭をフル回転しなければならないのが麻雀です。先を読むという作業は最も脳を活性化させますが、麻雀にはそれが必要になる局面が数え切れないほどあります。
このデイが、日本の未来を変える一歩となるように―。
そんな思いを込めて、『脳トレ・デイ』1月よりオープンしました。